こんにちは、momonoineneです。
今回は、「無(最高の状態)」という本の内容と感想です。
表紙には「不安、怒り、孤独、自責から解放する」とあります。
たまに不安や孤独を感じてしまう方、自責や怒りに困っている方におすすめの本です。
どうぞごらん下さい。
「無(最高の状態)」の内容と感想
この本の目的
では、この本の目的についてです。
- 無(最高の状態)を目指す。
- 最高の状態とは、生まれながらにもつ能力を十分発揮できる状態。
- 不安や思い込みを取り除く。
無(最高の状態)を目指すのがこの本の目的です。
そのためには、私たちが持っている不安や思い込みを取り除く必要があります。
そこで、「どうすればいいか」の方法が書いてあるのがこの本になります。
内容「どうして私たちは苦しいのか、そのわけ」
無(最高の状態)を目指して、私達が無意識に思い込んでいることを修正する方法(メソッド)が紹介されています。
これだけ聞くと根拠の無い精神論のようですね。
ですが、きちんと神経科学と脳科学による研究の裏付けがあります。
ですので、安心して取り組めますね。
この本では、人間が苦しくなったり不安になったりするのは、「二の矢」が刺さるからだと言います。
起こった出来事(一の矢)に対して、反応した脳が不安・怒りなどの感情を生み出す(二の矢)から
だそうです。
つまり、「一の矢」が刺さったのは避けられない事ですが、「二の矢」、「三の矢」など考えれば考えるほど悩みが脳内でグルグルしてしまいますますダメージを負ってしまいます。
そこで、「二の矢」を受けずに済む方法として、「自分にこだわりすぎない」という方法が紹介されています。
この状態が「無」というわけなんです。
内容1「無を目指す、その前に」
トレーニングの前にまずは土台である「身体」を整える必要があります。
というのも、食事の乱れ(栄養不足・カロリー過多)肥満、高血圧、高コレステロールなどがあると、脳が「身体がおかしい」と感じて「不快感や不安感」を生み出すそうです。
そこを解消してから、トレーニングに入ります。
内容2「現実より、物語の脳」
脳は、勝手にストーリーを作っているそうです。
しかも、現実よりも物語を重んじるんだそう。
しかも私たちは脳が作った物語に気づかないし、脳が勝手に物語を作る事を止めることもできません。
内容3「物語の悪影響に対処する方法」
ここからは、詳しく説明すると長くなるので、ざっと説明します。
気になる方は、ぜひ本を読んでくださいね。
私たちは脳が作った物語に悪影響を受けているので、それを受けないようにトレーニングします。
具体的には、
結界を張る→悪法日記を書く→より良い行動をする→悪法に縛られないようになる
というトレーニングをします。
ちなみに「結界を張る」とは精神的に安心できる空間を作る事です。
悪法というのは、脳の悪い癖みたいなもので、思い込みの一種です。
そして、辛い事実については抵抗するとより辛くなるので、
抵抗せず受け入れる(降伏)→降伏のワークシートでスキルを高める。
というトレーニングをします。
内容4「無我・物語が浮かばない脳にする方法」
脳を何か他の作業に集中させて、物語の製造機能を「停止」させます。
- 詠唱(聖歌・祝詞・念仏など)
- 音楽
音楽は、集中して聴くと良いそうです。
そして、脳内に浮かぶ物語を「観察」します。
科学者になった気持ちで物語を観察するんです。
すると、脳が作る物語を認識できるようになるそうです。
個人差・副作用があるそうなので、注意して行うのが大切みたいです。
感想
この本の内容は、とてもおもしろく興味深かったです。
神経科学や生物学の研究が進んだからこそ「苦しみ」の根本的な対策ができるようになりました。
脳の研究は、日々すすんでるんですね。
本の中で紹介されていたメソッドを、ぜひ日常に取り入れてみたいです。
私がしたメソッドは、「歩いていて、すれ違った人たちの幸せを願う」という物なんですが、不思議と心が落ち着きました。
毎日少しづつするのがいいそうなので、まずはこれを続けていきたいと思います。
私は音楽を演奏する・聴くのが日々の癒しなのですが、この本でも音楽はすすめられていたのでうれしくなりました。
まとめ
では、まとめです。
- 無(最高の状態)になると悩み・苦しみが少なくなる
- 悩みをぐるぐる考え続けないようにする
- 脳の作り出す物語に気づいて、停止させる
ここでは、詳しく説明できなかったんですが、本には詳しくトレーニングの仕方が載っています。
気になった方は本を読んで、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、著者の鈴木裕さんは「最高の体調」という本も出しておられます。この本「無(最高の状態)」がおもしろかったので、こちらも近々読んでみたいです。
コメント