多様性の科学(マシュー・サイド著)を読んだ感想

オススメ本
この記事は約4分で読めます。

こんにちは、momonoineneです。今回は最近読んだ本の感想です。

次は何読もうかな、何かおもしろい本ないかな〜

多様性の科学」ちょっと気になってるんだよね〜

という方は、よかったらどうぞごらん下さい。

人間って1人ひとり似ているようで価値観も考え方も違いますよね?それを科学的に説明したのがこの本です。

とてもおもしろいですが、全てを紹介するわけにはいかないので、私が特に好きな所を選んでいくつか書いていきます。個人個人で好きなポイントは違うと思いますので、気になったらぜひ読んでいただきたいです。

最初はFBIには似たような人が大多数だったそうです。(白人・高学歴・キリスト教徒)それで、アルカイダや、9.11テロの兆候気付くことが難しかったみたいです。(諸説あり)

FBIだけじゃなくて、会社友人関係も似たような人が集まりがちですよね。

似たような人同士だと、居心地がいい反面、視野が狭くなりがちです。

いろんな場所に出かけて、価値観の違う人と会うのは大事なんだと思いました。

ネットワークが広い人の方が、個人的に能力が高い(IQなど)人より成功する確率が高い

なども興味深かったです。人とのつながり大事ですね。知り合いに、人脈が広い方がいますが、やっぱり毎日楽しそうですもん。ひとりが好きって方もいらっしゃるので、それはそれで素敵ですね

それから、雪山登山のチームのことも書いてありました。上の命令絶対服従のようなチームが遭難してしまった例でした。(チームの意見が多様性を欠いた事で起こった例ですね)色んな不運が重なって起こってしまった事故だったんですけど、上の人に意見が言いづらい雰囲気で「言わなくてもわかってるよね?」という事がいくつか重なってしまったみたいです。これは会社でもありそうですよね。私がこの登山チームにいても、リーダーに意見とか言えなさそうです。

でも、一瞬のリーダーの判断にみんなが従わないのも危ない時もあるので、難しいテーマですよね。

この本に書かれていた内容で、特に印象深かったのが、

白人至上主義の青年が自分の間違いに気づいた話」

でした。何でも、この青年の家族、友人もそうだったのが、多様な人種や考えを持った人と大学で出会って少しづつ変わっていったとか。長い間思い込んでいた事が間違いだった、って事あると思います。人ってなかなかそういう事を認めるのは難しいことななので、この青年はすごいな、って思いました。この青年に粘り強く説得した大学生の友人も、すごい人でした。青年は(白人至上主義者というのが広まって)大学で嫌われてたんですが、そんな中でも友人はずっと声をかけたりしていたんですよね。こういう事ができるのが素晴らしいな、と。そういう人がたくさんいれば世の中がよくなるかもしれませんね。

太る食品は、人によって違うそうです。

デイツー(Daytwo)というイスラエルの企業で、検査を受けるアプリでどの食品が太りやすいか教えてくれるそうです。腸内細菌群って個人差がだいぶあるそうなんです。

ある人は、全粒粉のパンを食べても太りやすいとか、チョコレートなら食べても太らないとか、人によって全然違うそうです。私は、小麦粉系と麺類で太るタイプです。(検査は受けてませんが経験上)逆にお米は太らないので、腸内細菌の仕業か〜と納得しました。

すごくおもしろかったです。

特に、ダイエットのところはよかったですね。デイツー(Daytwo)を受けてみたくなりました。

NHKのホームページで「テーラーメイド食事療法」として詳しく書いてありましたので、気になる方は見てみてください。

Daytwo 日本」で検索したらいくつか情報が出てきました。同名の入浴剤もあるので、調べるときちょっとややこしかったです。

会員登録して、料金を支払うとキットが送られてくるので、便を送って腸内細菌を調べてもらいます。アプリで結果が送られてくるそうです。費用はキット499ドル、日本円で74000円くらい(2024年3月16日時点)でした。かなりの高額ですが、いつか受けてみたいですね。糖尿病(2型)の方にはかなりいいんじゃないかと思いますが、日本でDaytwoを受けたレビュー見つかりませんでした

では、「多様性の科学」まとめです。

  • 多様性大事
  • 自分の間違いを認めるのは難しいが、できたらすごい
  • ネットワークが広いと成功しやすい

色んな方にオススメできる本です。特に、会社にお勤めで、似たような人ばかりで……という方にはいいんじゃないかと思います。

日本って、年齢で分断されてる部分ってあると思います。世代が違ったらだいぶ価値観が違うので、同世代でつい話をしてしまいがちです。それが悪いわけではないんですが、もっと自分と違う価値観の方とも交流しようと思いました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました